php.ini の設定により動作が変化します。
名前 | デフォルト | 変更の範囲 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
com.allow_dcom | "0" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.5 以降で使用可能です。 |
com.autoregister_typelib | "0" | PHP_INI_ALL | PHP 4 では PHP_INI_SYSTEM です。PHP 4.1.0 以降で使用可能です。 |
com.autoregister_verbose | "0" | PHP_INI_ALL | PHP 4 では PHP_INI_SYSTEM です。PHP 4.1.0 以降で使用可能です。 |
com.autoregister_casesensitive | "1" | PHP_INI_ALL | PHP 4 では PHP_INI_SYSTEM です。PHP 4.1.0 以降で使用可能です。 |
com.code_page | "" | PHP_INI_ALL | PHP 5.0.0 以降で使用可能です。 |
com.typelib_file | "" | PHP_INI_SYSTEM | PHP 4.0.5 以降で使用可能です。 |
PHP_INI_* モードの詳細および定義については どこで設定を行うのか を参照してください。
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
これを on にすると、PHP が D-COM (分散 COM) クライアントとして動作することを許可し、 PHP スクリプトがリモートサーバ上に COM オブジェクトを生成することを 許可します。
これを on にすると、生成したオブジェクトのタイプライブラリから取得した 定数を PHP に登録しようと試みます。ただし、それはオブジェクトが 当該情報を取得するためのインターフェースを提供している場合のみです。 登録する定数の大文字小文字を区別するかどうかについては、 実行時設定 設定ディレクティブで 制御します。
これを on にすると、オブジェクト生成時のタイプライブラリの読み込み中に 発生したすべての問題が PHP のエラー機構を用いて報告されます。 デフォルトは off で、この場合はタイプライブラリの検索や読み込みの際の エラーは一切報告されません。
これを on にすると (デフォルト)、自動読み込みされた タイプライブラリ中に見つかった定数が、大文字小文字を区別して 登録されます。詳細は com_load_typelib() を参照ください。
これは、COM オブジェクトとの文字列の受け渡しに使用するデフォルトの 文字セットコードページを制御します。空の文字列が設定された場合、 PHP は CP_ACP が指定されたと仮定します。 これは、デフォルトのシステム ANSI コードページです。
スクリプト中のテキストがデフォルトとは異なるエンコーディング/ 文字セットを使用している場合、このディレクティブを設定することで COM クラスのコンストラクタのパラメータとして コードページを指定する必要がなくなります。 (他の PHP 設定ディレクティブとともに) このディレクティブを使用すると、 PHP スクリプトの移植可能性が悪くなることに注意しましょう。 できる限り、COM のコンストラクタにパラメータを指定する方式をとるべきです。
注意: この設定ディレクティブは PHP 5 以降で使用可能です。
このパラメータでは、起動時に読み込まれるタイプライブラリの一覧を 含むファイルへのパスを保持します。このファイル内の各行が タイプライブラリ名として扱われ、com_load_typelib() をコールした際にそれが読み込まれます。登録された定数は永続的に 保持されるので、ライブラリの読み込みは一度だけでよくなります。 タイプライブラリの名前が #cis あるいは #case_insensitive で終わる場合は、そのライブラリから 読み込まれた定数は大文字小文字を区別せずに登録されます。