ストリーム
PHP Manual

導入

ストリームは、PHP 4.3.0 に、 ファイル、ネットワーク、データ圧縮などに関する、 共通した一連の関数群と利用法を持つ操作の一般化の手法として 導入されました。もっとも単純な定義では、ストリーム というのは、ストリーミング可能な動作を体現する resource オブジェクトといえます。つまり、ストリームには線的に読み出したり、 あるいは書き込んだりすることが可能で、かつ、 ストリーム上の任意の場所に fseek() できる場合もあります。

ラッパー というのは、ストリームにおいてどのように特定の プロトコル/エンコーディングを扱うかを扱うかを指示する付加的なコード です。たとえば、http ラッパーは、どのようにして URL を、リモートサーバのファイルに対する HTTP/1.0 リクエストに転換するかを知っています。PHP には、デフォルトで組み込まれているラッパーが多数存在しますが (サポートされるプロトコル/ラッパー を参照ください)、 それに加え、カスタムラッパーをstream_wrapper_register() を利用して PHP スクリプトの内部から、あるいはストリーム API を用いて、 直接拡張モジュールの内部から追加できます (ストリーム API については ストリームの作成 を参照ください)。 あらゆる種類のラッパーが PHP に追加できるので、 特にラッパーでできることの限界はありません。 現在登録されているラッパーの種類を知るには、 stream_get_wrappers() を使います。

リソースは次のような形でストリームとして参照されます: scheme ://target

注意: PHP のソースコードからストリームを使う方法についての情報は、 PHP 拡張モジュールの作者用のストリーム API リファレンス にあります。


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