Windows システムへのインストール
PHP Manual

Apache 1.3.x (Microsoft Windows 用)

このセクションでは、Microsoft Windows 上の Apache 1.3.x で PHP を使用する場合について説明します。 Apache 2 で PHP を使用する場合 については別に記載されています。

注意: まず始めに、マニュアルインストールの手順 をお読みください。

PHP を Windows 上の Apache 1.3.x で動作させるには、2種類の方法が あります。一つは、CGI バイナリ (PHP 4 の場合 php.exe、 PHP 5 の場合 php-cgi.exe) を使用する方法、もう一つ は Apache モジュール DLL を使用する方法です。どちらの場合も httpd.conf を編集して Apache が PHP を利用できるようにした後、 Apache サーバを再起動する必要があります。

Windwos 環境向けの SAPI モジュールはかなり安定してきているため、 透過性と安全性の面からも CGI バイナリより SAPI モジュールの 使用を推奨します。

Apache で PHP を使うように設定する手順にはいくつかのバリエーションがありますが、 いずれも入門者にもできるほど簡単です。設定ディレクティブに関する詳細については、 Apache のドキュメントも参照してください。

設定ファイルを変更した後、サーバの再起動を忘れずに行ってください。 Apache を Windows サービスとして実行しているなら、NET STOP APACHE とした後 NET START APACHE とします。 もしくは、スタートメニューのショートカットからも再起動できる場合もあります。

注意: Windows 上で Apache 設定ファイルにパスの値を追加する際、例えば c:\directory\file.ext に含まれるすべてのバックスラッシュは c:/directory/file.ext のように前向きスラッシュに変換する必要があります。 また、ディレクトリを表す際には最後にスラッシュをつけなければなりません。

Apache モジュールの使用

以下の行を Apache の httpd.conf ファイルに追加してください。

例1 Apache 1.3.x でモジュール版の PHP を使用する場合の設定

以下では、PHP は c:\php にインストールされていると仮定します。 そうでない場合はパスを適当に修正してください。

PHP 4 の場合

# LoadModule セクションの最後に追加
# sapi ディレクトリからこのファイルをコピーするのを忘れないこと!
LoadModule php4_module "C:/php/php4apache.dll"

# AddModule セクションの最後に追加
AddModule mod_php4.c

PHP 5 の場合

# LoadModule セクションの最後に追加
LoadModule php5_module "C:/php/php5apache.dll"

# AddModule セクションの最後に追加
AddModule mod_php5.c

共通

# <IfModule mod_mime.c> 条件節の内部に追加
AddType application/x-httpd-php .php

# .phps ファイルを構文ハイライト表示する場合に追加
AddType application/x-httpd-php-source .phps

CGI バイナリの使用

マニュアルインストールの手順 のセクションにある通り、PHP パッケージを C:\php\ に展開したならば、以下を Apache の設定ファイルに追加すれば CGI バイナリを利用可能にできます。

例2 Apache 1.3.x で CGI 版の PHP を使用する場合の設定

ScriptAlias /php/ "c:/php/"
AddType application/x-httpd-php .php

# PHP 4 の場合
Action application/x-httpd-php "/php/php.exe"

# PHP 5 の場合
Action application/x-httpd-php "/php/php-cgi.exe"

# php.ini の場所を設定
SetEnv PHPRC C:/php

上記の 2 行目は、コメントアウトされた状態で httpd.conf に記載されている場合があります。また、c:/php/ は、実際のパスにあわせて修正してください。

警告

CGI モードで公開したサーバは、いくつかの脆弱性の標的となる可能性があります。 これらの攻撃からサーバを守る方法については、 CGI セキュリティ のセクションを参照してください。

PHP ソースの構文ハイライト表示については、モジュール版にあるような便利な オプションはありません。Apache で CGI 版の PHP を使用している場合、 highlight_file() 関数を使用してください。 普通に PHP スクリプトを作成し、次のようにコードを記述すれば、構文ハイライト表示が可能です。 <?php highlight_file('ハイライト表示するファイル'); ?>


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