(PHP 4 >= 4.0.3, PHP 5)
session_cache_limiter — 現在のキャッシュリミッタを取得または設定する
session_cache_limiter() は、 現在のキャッシュリミッタの名前を返します。
キャッシュリミッタは、クライアントに送信されるキャッシュ制御用の HTTPヘッダを制御します。これらのヘッダは、ページの内容をクライアントやプロキシがキャッシュ する規則を定義します。例えば、キャッシュリミッタを nocacheに設定した場合、クライアント/プロキシのキャッ シュは無効になります。しかし、publicの場合は、 キャッシュを許可します。privateと設定すること も可能で、この場合、プロキシがキャッシュすることは許可しませんが クライアントがキャッシュすることは許可されます。
privateモードにおいて、Expireヘッダがクライア ントに送信されます。これは、Mozillaのようないくつかのブラウザを混 乱させます。これを避けるには、 private_no_expireモードを使用してください。 このモードでは、Expireヘッダはクライアントに送信されません。
キャッシュリミッタは、リクエスト開始時に session.cache_limiterに保存されたデフォルト値 にリセットされます。つまり、各リクエスト毎に(アウトプットバッファ が無効な場合は、session_start()がコールされる 前に) session_cache_limiter()をコールする必要 があります。
cache_limiter が指定された場合、現在のキャッシュリミッタは新しい値に変更されます。
現在のキャッシュリミッタの名前を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
4.2.0 | private_no_expire が追加されました。 |
例1 session_cache_limiter() の例
<?php
/* キャッシュリミッタを'private'に設定する */
session_cache_limiter('private');
$cache_limiter = session_cache_limiter();
echo "The cache limiter is now set to $cache_limiter<br />";
?>