(PHP 4 >= 4.2.0, PHP 5)
com_event_sink — COM オブジェクトのイベントを PHP オブジェクトに接続する
comobject が生成したイベントを PHP オブジェクト sinkobject に通知するよう、COM に指示します。
この機能を利用する際には注意しましょう。もし以下の例のようなことを 行いたいのであれば、Web サーバ上でそれを行うことには まったく意味がありません。
sinkobject には、要求されるディスパッチ インターフェースと同じ名前のメソッドを持つクラスのインスタンスを 指定する必要があります。この要求を満たすクラスを作成するために、 com_print_typeinfo() を使用することができます。
PHP は comobject に関連するタイプライブラリで 指定されたデフォルトのディスパッチインターフェースを使用しようと しますが、使用させたいインターフェース名を sinkinterface に指定することで、それを 上書きすることが可能です。
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
例1 COM イベントシンクの例
<?php
class IEEventSinker {
var $terminated = false;
function ProgressChange($progress, $progressmax) {
echo "ダウンロードの進行状況: $progress / $progressmax\n";
}
function DocumentComplete(&$dom, $url) {
echo "ドキュメント $url 完了\n";
}
function OnQuit() {
echo "終了!\n";
$this->terminated = true;
}
}
$ie = new COM("InternetExplorer.Application");
// PHP 5 では & が必要ないことに注意!
$sink =& new IEEventSinker();
com_event_sink($ie, $sink, "DWebBrowserEvents2");
$ie->Visible = true;
$ie->Navigate("http://www.php.net");
while(!$sink->terminated) {
com_message_pump(4000);
}
$ie = null;
?>