(PHP 4, PHP 5)
array_merge — ひとつまたは複数の配列をマージする
前の配列の後ろに配列を追加することにより、 ひとつまたは複数の配列の要素をマージし、得られた配列を返します。
入力配列が同じキー文字列を有していた場合、そのキーに関する後に指定された値が、 前の値を上書きします。しかし、配列が同じ添字番号を有していても 値は追記されるため、このようなことは起きません。
配列が一つだけ指定され、その配列が数字で添字指定されていた場合、 キーの添字が連続となるように振り直されます。
最初の配列。
再帰的にマージしていく任意の数の配列のリスト。
結果の配列を返します。
例1 array_merge() の例
<?php
$array1 = array("color" => "red", 2, 4);
$array2 = array("a", "b", "color" => "green", "shape" => "trapezoid", 4);
$result = array_merge($array1, $array2);
print_r($result);
?>
上の例の出力は以下となります。
Array ( [color] => green [0] => 2 [1] => 4 [2] => a [3] => b [shape] => trapezoid [4] => 4 )
例2 簡単な array_merge() の例
<?php
$array1 = array();
$array2 = array(1 => "data");
$result = array_merge($array1, $array2);
?>
数値添字が振りなおされることに注意!
Array ( [0] => data )
配列を完全に維持し、単に追加だけしたい場合 (つまり、既存のキーを上書きしたくはない場合) には、+ 演算子を使用してください:
<?php
$array1 = array();
$array2 = array(1 => "data");
$result = $array1 + $array2;
?>
数値添字は維持され、関連が保持されます。
Array ( [1] => data )
array_merge() の動作は PHP 5 で変更されました。PHP 4 とは異なり、 array_merge() は、array 型のパラメータのみを受け取るようになりました。しかし、 他の型をマージするために型キャストを使用することも可能です。 詳細は以下の例を参照してください。
例3 array_merge() PHP 5 の例
<?php
$beginning = 'foo';
$end = array(1 => 'bar');
$result = array_merge((array)$beginning, (array)$end);
print_r($result);
?>
上の例の出力は以下となります。
Array ( [0] => foo [1] => bar )