(PHP 4, PHP 5)
apache_note — Apacheリクエスト記号(note)を取得/設定する
この関数は、Apache の table_get および table_set のラッパーです。 リクエスト中に存在する note のテーブルを編集します。 このテーブルは、Apache モジュール間の通信に用いるものです。
apache_note() の主な使用法は、 同一リクエスト内でのモジュール間の情報のやりとりです。
記号の名前
記号の値
引数が1つだけ指定されてコールされた場合、 現在の記号の値note_nameが返されます。 引数が2つ指定されてコールされた場合、記号note_name の値をnote_valueにセットし、前の記号 note_nameの値を返します。 もし記号が処理できない場合、FALSE が返されます。
例1 PHP と Perl との間での情報のやりとり
<?php
apache_note('name', 'Fredrik Ekengren');
// perl スクリプトをコールします
virtual("/perl/some_script.pl");
$result = apache_note("resultdata");
?>
# Apache リクエストオブジェクトを取得します my $r = Apache->request()->main(); # 受け取ったデータを取得します my $name = $r->notes('name'); # 何らかの処理をします # 結果を PHP 側に戻します $r->notes('resultdata', $result);
例2 access.log への出力
<?php
apache_note('sessionID', session_id());
?>
# "%{sessionID}n" を LogFormat ディレクティブで使用できます